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市田姓

いちだ
調査・監修 山名令修成り立ち 地名系更新 2026年8月

この姓の起こり

信濃国伊那郡市田――いまの長野県、下伊那のあたりに、市田という土地がございました。『和名類聚抄』に、その郷の名が見えております。

そこに拠った家が、土地の名を、そのまま家の名といたしました。

市田の「市」は、物を売り買いする市でございます。定めの日に人が集まり、物を交わす場が、田のかたわらに立ったのでございましょう。

市は、ただの商いの場ではございません。村と村の境、川のほとり、道の交わるところ――人と人の境目に立つものでございました。よそから来た者と物を交わす、村にとって特別な場所でございます。

市田の名は他の国にも見え、市の立つ田は各地にございました。ひとつの流れではなく、市のあるところで、それぞれに。

成り立ちの型 地名系土地の名が、そのまま人の名になった。
日本の姓で、いちばん多い成り立ちです。

分布

旧国名
信濃国
この姓は、詳しい調査がこれからでございます。
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調査・監修 山名令修(姓氏研究家)/ 合同会社和氣流開明学館
本ページに記しましたのは、いずれも典拠を確かめえたことのみでございます。推し量って補ったところはございません。文献に未詳のものは「未詳」と記します。
記載は調査の進展にあわせて改めてまいります。更新の日付を本文上部に掲げております。

あわせて

出典
  1. 『和名類聚抄』
  2. 太田亮『姓氏家系大辞典』