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若林姓

わかばやし/わかはやし
調査・監修 山名令修系統 12更新 2026年9月

この姓の起こり

若林とは、若い林のことでございます。

伐り開いたあと、あるいは焼いたあとに、新しく木の生えそろった林を、そう呼びました。

「若」の字は、生えはじめのもの、まだ育ちきらぬものを指します。若木、若草、若菜。いずれも、これからの勢いを持つものに添える字でございます。

その若い林のかたわらに開けた土地が若林と呼ばれ、そこに住まいした家が、そのまま名乗りました。

若林の地は、三河にも、信濃にも、陸奥にも、方々にございます。一つの流れではなく、林の育つところで、それぞれに起こったお名前でございます。

古い林ではなく、若い林。人が手を入れて、これから育てていく林のそばに、暮らしがございました。

どの若林に連なるお家なのか。

成り立ちの型 地形系山、田、川、谷。
土地の姿が、そのまま人の名になりました。
地図ではなく、景色から生まれた名です。

本調査では、全国の若林姓を12の系統に分けて把握しております。

分布

全国順位
第271位
推定人口
約78,800人
現在の主な地域
栃木県・東京都・神奈川県・新潟県・富山県・石川県・長野県・静岡県・愛知県・三重県・滋賀県・大阪府・兵庫県・鳥取県・広島県・福岡県・大分県・鹿児島県

旧国名は、各系統の発祥地・定着地として確かめえたものを、系統の別なく並べております。どの系統がどの土地かは、レポートに記しております。

12の系統

橘氏流・豊後大友水軍若林氏(海部郡一尺屋)
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三河国碧海郡若林発祥系(現・愛知県豊田市若林)
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信濃国善光寺平系(在地系・氏族不詳)
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加賀・能登・越前系(北陸の地名由来・在地系)
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河内国丹南郡若林村系(現・大阪府松原市若林)
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摂津国菟原郡都賀庄系(惣名主若林氏)
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武蔵国荏原郡若林村系(現・東京都世田谷区若林)
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武蔵国豊島郡駒込・妙義神社社家系(相模国川村より来住)
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伊勢・伊賀系(若林御厨の故地と三重の在地系)
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京都・近江系(崎門学者若林強斎の家)
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越後国岩船郡・村上藩士系
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その他各地の在地系・改姓系(地名由来・門割・改姓)
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各系統の由来・分布・出典・家紋・ゆかりの社については、姓氏研究レポートに記しております。
祖神は、氏族が定まる系統についてのみ記します。推し量って書くことはいたしません。

姓氏研究における、この姓の位置

姓氏研究の基本文献に、太田亮『姓氏家系大辞典』がございます。昭和11年(1936年)に刊行され、今日なお、この分野の第一に挙げられる書物でございます。

同書は若林を十七の項に分けて記しております。摂津・赤松姓・和泉・中原姓・松平氏族・藤原姓・甲斐・信濃・武蔵・日奉姓・加賀・平姓・丹波・伯耆・安芸・橘姓・雑載でございます。

そのいずれにも、伊勢の項はございません。伊賀は、項の冒頭に地名の列挙のなかで現れるのみでございます。

これは、三重の若林姓が、これまで中央の姓氏研究の側から十分に光を当てられてこなかったことを意味しております。本調査は、同書の十七項とは切り口を変え、発生した土地を単位として系統を立てております。

この姓には、12の系統がございます。
あなたのお家が、そのどれに連なるか。
家紋・ご宗派・ご先祖の土地。この3点は、由来も伝わり方も別のものでございます。
その3点が同じ方向を指したとき、お家の系統は絞られてまいります。
姓氏研究レポート ¥48,000(系統所見を含みます)
公式LINEで姓をお送りいただいた方には、その姓の記載を改めたときにお知らせいたします。一覧に無い姓のご希望も、LINE でお受けしています。
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調査・監修 山名令修(姓氏研究家)/ 合同会社和氣流開明学館
本ページに記しましたのは、いずれも典拠を確かめえたことのみでございます。推し量って補ったところはございません。文献に未詳のものは「未詳」と記します。
記載は調査の進展にあわせて改めてまいります。更新の日付を本文上部に掲げております。

あわせて

出典
  1. 太田亮『姓氏家系大辞典』第三巻「若林」項(昭和11年)
  2. 丹羽基二『日本苗字大辞典』