用語集
記事に出てくる神事・祭祀・暦のことばを、1つずつ説明しています。それぞれのことばから、関係する記事へたどれます。
天岩戸(あまのいわと)『古事記』『日本書紀』に語られる、天照大御神がお隠れになった岩屋の戸です。神々が祭りを行い、天照大御神を外にお迎えしたと伝えられています。家神様(いえがみさま)家を守る神さまのことです。この記事では、家の氣の状態を映す存在として受け止めています。家制度(いえせいど)戦前の民法が定めていた家族制度で、戸主が家族を統率し、家督が原則として長男に相続される仕組みです。1947年の民法改正で廃止されました。磐座(いわくら)神さまが宿る、または降りる場所とされる岩のことです。古くから信仰の対象になってきました。お札(おふだ)神社でいただく、神さまの御神徳を宿した札です。家や場所を守っていただくためにまつります。お守り(おまもり)神社でいただく、身につけて持ち歩くための小さな守り袋です。持つ人自身を守っていただくものです。拍手(かしわで)神さまに向かって両手を打ち鳴らす作法です。神社の参拝では2礼2拍手1礼が一般的です。この記事では、邪氣を祓い神さまをお呼びする動作であり、場の氣をはかる手段でもあると受け止めています。神棚(かみだな)家の中で神さまをおまつりするための棚です。この記事では、祈りの環境を整えるためにいちばんおすすめできるもので、ただし祈りに必須ではないものと受け止めています。言霊(ことだま)言葉に宿ると信じられてきた霊的な力のことです。この記事では、何をどう呼ぶかが人の心に働きかける力として受け止めています。榊(さかき)サカキ科(以前の分類ではツバキ科)の常緑の木で、神事に用いられてきました。「榊」の字は日本で作られた国字です。この記事では、神さまの領域と人の領域との境を示すものとして受け止めています。三種の神器(さんしゅのじんぎ)皇位の象徴として受け継がれてきた八咫鏡、草薙剣、八尺瓊勾玉のことです。1950年代後半には、白黒テレビ、電気洗濯機、電気冷蔵庫を指す呼び名としても使われました。慈愛(じあい)親が子をいつくしむような、深くこまやかな愛情をさす言葉です。この記事では、受け取ったものを次の世代へ手渡すはたらき(慈)と、自分の来た道を振り返る心(愛)が揃った状態と受け止めています。食寝分離(しょくしんぶんり)食事をする場所と寝る場所を分けるという住まいの考え方です。建築学者の西山夘三が提唱し、51C型の設計の核になりました。神宮大麻(じんぐうたいま)伊勢神宮の天照大御神のお札です。全国の神社を通して各家庭に頒布されています。神前式(しんぜんしき)神前で夫婦の結びを誓う、日本の婚礼の形式です。明治時代以降に広まったと伝えられています。直系(ちょっけい)親子の関係でつながる血筋のことで、祖父母、曽祖父母のように自分から真上にさかのぼる系統をさします。月次祭(つきなみさい)神社で毎月定まった日に執り行われるお祭りです。日は神社によって異なり、1日と15日に行うところも多くあります。中今(なかいま)過去と未来の真ん中にある、いまこの瞬間を指す古い言葉です。この記事では、過去がいまを通って未来へ流れていくという見方として受け止めています。左上位(ひだりじょうい)日本の伝統で、左を右より上の位とする考え方です。神事の作法の多くがこれに基づいています。神籬(ひもろぎ)神事で神さまをお招きするための依り代です。榊などの常緑の木を立てて作ります。地鎮祭の祭壇の中央に立つ榊がこれにあたります。仏壇(ぶつだん)家のなかで仏さまやご先祖をおまつりするための壇です。この記事では、神棚とともに、この世にいない人のための席と受け止めています。分霊(わけみたま)神社の神さまの御霊を分けて、ほかの場所にお祀りすることです。この記事では、人のいのちも大きないのちから分かたれたものだと受け止めています。